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アジア・僻地医療を支援する会(高知大学医学部)

高知大学医学部の部活、アジア・僻地医療を支援する会です。長いのでアジヘキと呼ばれています。アジヘキの活動や雰囲気を伝えるブログにしていこうと思います。興味ある方は是非ご連絡下さい。よろしくお願いします。

インドネシア・パプア州・ソロバでの水環境

  

こんにちは!いっせい(坂梨壱成)です。

 

さて、前回インドネシアについて書いたのですが、実際まだまだ伝えたいことがあります。

 

今回は、私たちが行ったソロバでの “水” について書こうと思います。

 

 

ソロバってどんなところ?

 

前回もソロバについて書きましたが、今回は少し違う視点で書こうと思います。

 

ソロバはインドネシアパプア州にある小さな村ですが、ここへのアクセスは容易ではありません。

 

ジャカルタという地方都市から1時間弱飛行機で内陸へ飛ぶと、標高約1600mのワメナに到着するのですが、そこから車で約30分走るとこんな所へ着きます。

 

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字が逆になっていますが『SRBcity↑』と書いてあります。

 

少し見にくいですが、写真右上の木の裏側へ続く道がソロバへ続く道です。

 

ここから20〜30分歩いていくのですが、これがまたハード。

 

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途中このような手作りの橋を渡るのですが、大雨で川が増水すると、渡れないこともあるようです。

 

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このような細い道も歩いていきます。

 

20分平らな舗装された道を歩くのは苦にならないですが、山道はまたべつものですね。

足場も悪く、荷物も重かったため、とても疲れました。

 

そして、ようやく到着です。

 

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ソロバでの水=水道?井戸水?

 

まず見てもらいたいのはこの川です。

 

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日本であまり見ることのない水の色ですね。

 

この色、完全にカフェオレです!!

 

村につくと水についての説明を受けました。

 

👤「村の人はみんなあの水を利用するよ。だから洗濯とか水浴びはあの水でするからね」

 

私「(白い服よごれそうだな・・)」

 

👤「トイレは水洗だけど、毎日、川から水くんでくるよ」

 

私「(う○こと色の区別つかないじゃん・・)」

 

👤「そうだ、川の水は沸騰してから飲んでね」

 

私「(あー、沸騰してからね。そりゃ大腸菌とかいそうだもんね・・・・え、、”飲むの???”)」

 

ということでしっかり沸騰してから飲みましたよ。

 

え、、どうやって飲んだかですか?

 

出来るだけ色を見ないようにして、コーヒーとか紅茶をいれてわからなくして飲みました。

 

 

濁水を透明に! 救世主現る!

 

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右のバケツが川からできるだけ土が入らないように汲んできたオリジナルの水。

 

そして左のバケツが川の水に魔法の粉を入れたものである。

 

何ということでしょう。水が透明になったではありませんか!

 

この粉は、一緒に来られていた先生がもって来られていた、火山灰を使い水中の粒子を沈殿させる薬です。

それに消毒剤も入れているので、一応飲むことは出来るようでした。

 

沈殿物の見た目がちょっとあれで、飲むことはしませんでしたが、洗顔に使わせてもらいました。

 

 

本当にきれいな水ってないの??

 

上に述べたように、私たちのQOLは、魔法の粉によって著しく改善されました。

 

しかし、現地の人はそのまま(沸騰させず)飲む人もいます。

 

こんな山奥にきて、きれいな水は本当にないのでしょうか?

 

というわけで、きれいな水を探しに行きました。

 

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すると、川とは別の場所から流れてくる水を発見しました。

 

無我夢中に水の流れてくるほうへいってみます。

 

さらに奥へいってみると・・

 

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すこし見にくいですが、水源のようなところを発見しました。

この水をペットボトルにとって持ち帰りました。

 

これはきれいな水なのでしょうか?

 

 

見つけた湧水を水質検査キットで調べてみた

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下の写真は、左が、川の水を1日放置して砂を落とそうとしたもの(あまり沈みませんでした)。

右側は見つけてきた湧水です。

 

写真では見にくいですが、右の湧水は色がついていますが、液体自身は透明です。

 

これらの水を一緒に来られた先生がもって来られた、水質検査キットで調べてみました。

 

pH

全硬度

亜硝酸濃度

硝酸濃度

アンモニウム濃度

リン酸濃度

鉄濃度

COD(化学的酸素要求量)

 

以上の項目について調べたのですが、結果の面白かった全硬度とpHについてみてみましょう。

 

まず、川の水の全硬度です。

 

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100-200mg/Lくらいですね。写真では見にくいですが、実際見てみると200mg/Lに近い色でした。

 

次に湧水の全硬度です。

 

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0-10mg/Lくらいの様です。

 

全硬度はCaの硬度とMgの硬度の和で一般に言う硬度のことです。

 

一般的に0-60の水を軟水

60-120の水を中硬水

120-180の水を硬水

それ以上の濃度の水を非常な硬水

 

というようです。

 

つまり、川の水は硬水、湧水は軟水のようです。

 

日本人は軟水に慣れているので、その面では湧水のほうがいいですね。

 

次に、pHです。

まず、川の水です。

 

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pHは7.0と7.5の間位ですね。いわゆる中性の水ですね。

 

さて湧水は

 

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なんとpH5.0です。

 

地下水などで、アルカリ成分が溶け出し、pHが高くなることはあるようですが、どのような時に低くなるのでしょうか?

 

理由はわかりませんでしたが、現地の人がなぜ飲料水に湧水を使用しないかわかりました。

 

少し飲んでみると、予想はしていましたが、なんとなく酸っぱい。。。

 

pH5は飲料水に使うにはなかなか難しいようですね。

 

 

しょーごは川へ水汲みに

 

私たちがソロバに滞在した時は、ほぼ毎日川で体を洗って、川で洗濯して、川に必要な水を汲みに行きました。

 

しょーごも水汲みにきました。

 

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私   「足持ってかれるから気を付けて!滑んなよ!」

 

しょーご「大丈夫だよ、すべるわけねーだろ」

 

私   「絶対滑んなよ、服びしょびしょになるからな。絶対滑んなよ!」

 

しょーご「大丈夫だよ、そんな簡単に滑るわけねー$#%&“$%」

 

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見事に滑ってくれたしょーごでした。

 

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わー寒そう!!

 

 

生活と水

 

私たち人間にとって、水はなくてはならないものです。

 

ではどのようなことに水を使っているでしょうか?

 

顔を洗って、歯磨きして、トイレに行って、手を洗って、食器を洗って、風呂に入って、料理するとき、のどが渇いたとき。

 

ぱっと思いつくだけでも様々なことがあります。

 

上にあげたことを見てみると、私たちがどのようなことに水を使っているかわかってきます。

 

そうです。

 

何かをきれいにするか、口へ運ぶ時です。

 

これらのことは直接衛生に関わることです。

 

私たち日本人のほとんどは、手や口の中には細菌が数多くいて、例え紙で食器を拭いてもそこにはまだ多くの細菌が残っていることは容易に想像できるでしょう。

 

これは、私たち日本人は、義務教育で保健を学び、毎日のようにあらゆるメディアが情報を流しているからです。

 

今回訪れたソロバでは、学校へ行ってない子供が多くいましたし、ラジオやテレビはもちろんありません。

 

このような地域では、私たちが当たり前にしているローコストなこと(例えば歯磨きや手洗い)でより健康に長生きできる可能性があります。

 

このようなことを普及する活動にこれからもアジヘキとして携わっていけたらと思います。